株式会社 亀屋斉藤商店

【所在地】北海道富良野市日の出町6番2号 【TEL】0167-22-3501 【事業内容】金物・石油・LPガス販売、工事・リフォーム、保険代理店、不動産賃貸業ほか

地域に信頼と安心、安全を届け続けて1世紀

社員一人ひとりがファンを増やし、長いお付き合いを

JR富良野駅前の金物館。日用品・DIY用品・ガーデニング・贈答品など、住まいと暮らしに関連する多彩な商品を扱う

創業は大正時代の1917年。

家庭荒物・金物の商店として開業し、富良野の町とともに歴史を重ねてきた亀屋斉藤商店。

創業から1世紀を経た今、金物・石油・LPガス販売、工事・リフォーム、損害保険の保険代理店など、幅広い分野で地域の生活を支え続ける。

キャッチフレーズは「とにかく、何かあったらすぐ亀屋」。

何か必要になった時も、困ったことがあった時も、いつでも頼れる〝暮らしのデパート〟として親しまれてきた。

地域への社会貢献にも力を入れており、1972年に富良野のスキー場が札幌冬季オリンピックの選手公式練習場となった際は、ジャンプ台の建設費100万円を寄付。

さらに1996年には社屋に隣接する「へそ公園」の土地を、2016年は創業100年を記念して1,000万円を市に寄贈した。

美しい山並みを望むロケーション。自然に恵まれた町で、車のある暮らしを支え続ける

5代目の齊藤亮三社長は、砂川市出身。

医療機器関係の営業マンとして活躍し、4代目の娘婿となって1976年に同社へ入社。

1993年に社長に就任した。

戦国時代の武将・斉藤道三の末裔である齊藤家の先人の教えを引き継ぐとともに、新規事業や顧客の開拓に励み、地域に密着した事業を発展させてきた。

特に資材関係の外回りを強化し、営業の実績を積み上げてきた功績は大きい。

また、市の教育委員を長年務め、富良野市市制施行50周年記念式典で特別感謝状を贈られた。

富良野ロータリークラブの一員として社会奉仕に励む一方、昨年は近所の玩具・文房具店の廃業に伴い、畑違いの教科書取り扱いを引き継ぐ。

1996年に完成した新社屋の社長室には、数多くの感謝状や表彰状が並ぶ。地域に貢献し続けてきた証しだ

齊藤社長は会社の事業を維持し、さらに成長させる要は「社内で人材を育てること」という。

「一人前になるまでには時間がかかりますから、欲しい時に人がいないということがないように、中堅と若手の育成は常に必要。中間層の補強を図るため、新卒の子には4、5年かけて勉強し、少しずつ経験を積んでもらっています。幸い定着率は高く、古い従業員はもうじき定年を迎えます」と齊藤社長。

人材は会社にとって、何よりの宝だ。

「資格は個人の財産。会社のためではなく、自分自身のために法令や技術を学び、仕事を覚える助けにしてほしい」と、従業員の資格取得も積極的に応援する。

また、事業の基本は接客業であり、従業員一人ひとりが自分のファンを増やすことが、会社全体の信用の向上につながるという。

金物館では買い物客が接客担当者を指名して来店することもあり、店頭での明るい応対と的確なアドバイスは必須だ。

スパンの長いお付き合いになることを考え、いい印象を与えるだけでなく、常により良い品を提案し、店舗の魅力をアピールし続けることが求められる。

1世紀の歴史を引き継ぎ、地域の暮らしを支え続けるためには、人材の育成が欠かせないと語る齊藤社長

工事部門では水道凍結や暖房器具の故障にも対応しており、1月、2月の厳寒期は1日に50軒、100軒もの家庭で水道が凍る日さえある。

繁忙期でも迅速に対応できるように努め、行く先々で「ありがとう。助かったよ」と喜ばれている。

金物館の販売スタッフと。専門的な商品知識と、お客さんのニーズを察する洞察力が必要な職場だ

石油部門では危険物も取り扱うため、万が一でも「ついうっかり」のミスは許されない。

緊張感を保ちつつ笑顔で接客することや、しっかりした電話対応も大切だ。

「できるだけ多くのお客様の声を聞きながら、仕事を地道に続けていきます」と真摯に誓う社長を、30人の社員が支える。

「迅速、細心、丁寧、安心」をモットーに、〝快適な生活創りのお手伝い〟に励む工事・リフォーム部門

「跡継ぎには他人の所で苦労をする経験も必要」という方針のもと、東京の会社に勤めていた長男の正憲さんも8年前に富良野へ戻り、

将来的に事業を継承するため社内で研鑽を重ねる。

給油に洗車、オイル・タイヤ交換、点検整備、車検。車に必要なサービスを、元旦以外年中無休で提供する

現場の声を聞くため、石油部門のガソリンスタンドを訪れた。

昭和シェル石油が系列特約店を覆面調査で評価する「SPAT特約店表彰 BSCモニターチェック」で、2012年3位・2013年2位と2年連続受賞を果たした優良店だ。

2016年は月間1,000リットル以上のオイル交換を達成し、「HELIX1000クラブ」認定証を獲得。

人口約2万2,500人の街で、月間約6,000台もの利用があるというから驚きだ。

常に安全と安心を守る緊張感を保ちながら、お客様にはいつも笑顔で対応

所長の中村英雄さんは、勤続29年のベテラン社員だ。

入社後はガソリンスタンドで経験を積んだ後、配達部門へ異動。

18年間、工事現場の建設機械への給油を中心に、富良野市内はもちろん、上富良野町や美瑛町などにも燃料を届け続けた。

石油会社から特約店として表彰を受け、達成感をより良いサービスにつなげたいと話す中村所長

10年前にガソリンスタンドの所長をまかされ、仕事内容が一変。

配達チームは各自がそれぞれの担当ルートで別々に動くが、スタンドの所長は現場のまとめ役として、スタッフの調整や人間関係に気を遣う。

店頭で販売するカー用品も、新製品を常に把握しておかなければならない。

でも、富良野を訪れた観光客や地元のリピーターに、「また来たよ」と声をかけてもらえるのがうれしい。

「ガソリンスタンドは、人との出会いがあるのがいいですね。スタッフみんなで丁寧に対応して、お客様に『ここのスタンド、いいね』と言っていただけると励みになります。道を聞くだけでもいいので、気軽に立ち寄ってもらえたら。ドライブ客向けに、オリジナルの近郊ドライブマップも配っているんですよ」。

スタンドに立ち寄ったドライブ客が、ひと息付ける休憩室。いつもきれいに整えられている

日に焼けた笑顔でほがらかに語る中村所長の自慢は、日々成長しているスタッフの仕事ぶり。

「スタンドは元旦以外、年中無休。夏は暑いし冬は寒いし、仕事は楽ではありませんが、楽しい職場です。チームワークを大切に、励まし合って働き続けていきたいですね」。

事務所スタッフは縁の下の力持ち。丁寧で親切、正確な電話対応もお客様とのコミュニケーションの一つ

困っているスタッフがいれば先輩がアドバイスし、日常の業務の中で何でも相談できる雰囲気に加え、花見や観楓会などの親睦会も活発に行われる。

「仲間同士のコミュニケーションと、一人ひとりのお客様との結び付きを大切にしたい」という願いは、現場の全員に浸透している。

毎日の業務や月例会議、親睦会でコミュニケーションを図り、家族同然の仲間たち

所長が「全員が家族のような存在」というスタッフの一人、千葉夕夏さんは19歳。

富良野市内の高校を卒業し、大好きな車と関われる仕事がしたいとスタンドに就職して1年が経つ。

バッテリーの電圧を確認。車の知識がないお客さんにはできない点検作業を、スムーズに行う

スタンドの現場で一番好きな仕事は? と聞くと、即座に「洗車です!」と元気な返事が帰ってきた。

洗車のために車を移動させる時、いろいろな車を運転できるのが楽しい。

夏はフロントにこびり付いた虫、冬は車体に跳ね上がった融雪剤や氷を完璧に落とし、窓やタイヤも隅々まで磨き上げる。

春先は洗車したばかりの車が、雪解け水で汚れそうで心配になることも。

洗車作業の奥の深さを語り、「洗車は季節と共にあるんです」と満面の笑みで言い切った。

大好きな車と大切なお客さんたちのために、もっと勉強して頑張りたい。意気込みは誰にも負けない

千葉さんは入社して1カ月後から給油も担当するようになり、エンジンルームの点検やエンジンオイルの説明も教わってきた。

最初はお客様とどんな会話をしたらいいのか分からず、戸惑ったが、笑顔と元気な挨拶に「いつも元気をもらってるよ」と声をかけられる機会が増えた。

ドライブ客に道案内をしたり、カーナビの操作を手伝ったりと、観光地ならではのサービスにも慣れてきた。

エンジンルームを点検。オイルの状態もチェックし、必要な場合はオイル交換を勧める

千葉さん自身もドライブが好きで、休日は山道で愛車を走らせる。

窓を開けて走ると、樹木や雨の匂いに包まれ、季節を肌で感じるのが心地いい。

だからこそ、みんなに車を大切にして楽しく乗ってもらうために、自分は何ができるかを真剣に考える。

「車のことが全然分からないお客さんにも、何が分からないのか察してあげて、しっかりアドバイスできるようになりたい」。

それが千葉さんの今の目標だ。

「窓をムラなく拭き上げるにもコツがあるんです」と笑う千葉さん。奥の深い洗車の仕事にやりがいを感じる

車のためなら手が荒れても気にならなくなってしまい、

お客さんに「おばあちゃんみたいな手だね」と言われることもあるが、

「お客さんと車のために、もっと頑張りたい」と毎日張り切っている。

花人街道・国道237号を巡るドライブ客も訪れる、観光地の地域密着型ガソリンスタンド

とにかく「何かあったらすぐ亀屋」。

市民の生活を支える確かな技術が、着実に受け継がれている。

企業概要

企業名 株式会社 亀屋斉藤商店
所在地 〒076-0025 富良野市日の出町6番2号
電話番号 0167-22-3501
FAX 0167-22-3504
メールアドレス
ホームページ http://www.kameya-saitoh.com/
設立 1917年
事業内容 ○ハードショップ
・生コン、鋼材、土木建築、配管資材
・家庭金物、エクステリア、季節用品
・冷暖房機、ボイラー
○上・下水道認定店
○昭和シェル石油㈱特約店
・SSサービス
・プロパンガス

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