遠隔地との打ち合わせなどに利用されているウェブ会議システムを人事採用に活用する企業が増えています。感染症対策として急速に広まった「リモート面接」ですが、大都市の企業や大人数の面接だけではなく、地方の中小企業にこそ多くのメリットがあることが認知されてきました。
「現地への交通費や時間が掛けられない」という理由で地方企業への応募をためらう求職者も少なくありません。若い世代の地方移住やUターンへの興味が高まっている今こそ、「リモート面接」を通じて新たな人材と出会うチャンスを作りませんか?

企業にとって

  • ・多くの人材と

    出会えるチャンスが広がる。

  • ・経営者や幹部、人事担当者の

    デジタルリテラシーが向上する。

  • 感染症対策に有効 。

求職者にとって

  • 交通費や時間の節約になる。

  • 地方移住やUターンの可能性が広がる。

  • ・多くの企業と

    出会えるチャンスが広がる。

  • ・面接会場より

    リラックスして質疑応答が行える。

パソコン

デスクトップ型、ノート型、タブレット、いずれもOKですが、カメラやマイクが内蔵されているノートパソコンやダブレットが便利です。

ウェブカメラ

パソコンに内臓されている場合は不要ですが、内蔵されていない場合は、モニターに簡単に取付けられる外付ウェブカメラが必要です。

ヘッドセット

PC内蔵のスピーカーとマイクを利用することもできますが、ヘッドフォンとマイクが一体化されたヘッドセットはお互いの声が聞き取りやすく、応募者の声が他の社員に聞こえないという利点もあります。

インターネット接続環境

有線での接続がいちばん安定しますが、社内Wi-Fiやポケットルーターでも可能です。

「Zoom」などのウェブ会議サービス

マイクロソフトの「Skype」、「Microsoft Teams」や、Googleアカウントで利用できる「Google Meet」などもありますが、参加者のアカウント登録が不要な点や、通信量が低くネット回線の速度に影響を受けにくい点、録画機能がある点など、総合的に見て「Zoom」を利用するケースが多いようです。

  • 01PC、必要に応じてウェブカメラやヘッドセットの準備
  • 02インターネット環境の整備
  • 03ウェブ会議サービスでアカウントを開設、面接用のルームを設定する。

  • 求人公開時、面接はリモートで行うことを明記。
    応募者のメールアドレスを履歴書に記載してもらう。
  • 書類審査合格者に面接の日時と、
    使用するウェブ会議アプリをメールにて通知する。
  • 面接日の2〜3日前までに
    ウェブ会議アプリの面接用URLをメールする。
  • 面接日の前日までに電話連絡し、
    不明点、不都合がないか確認をする。
  • 当日、ウェブ会議アプリにログインし、
    面接用ルームを開き応募者の参加を待つ。

  • ●必ず事前リハーサルを行い、通信、カメラ、音声、背景の映り込みを確認する。
  • ●社内会議や知人とのやりとりに利用するなどして、操作に慣れておくこと。
  • ●事前提出された書類を手元に準備する。
  • ●途中で通信が途切れた場合に備えて、応募者の電話番号を手元に準備しておく。
  • ●面接開始時にお互いの映像、音声が通信できていることを確認する。
  • ●質問と回答の区切りをハッキリさせることで、映像や音声のタイムラグによるストレスを軽減できる。質問の後に必ず「どうぞお答えください」と添えたり、応募者の回答が終わったと思われるタイミングで「以上でしょうか?」と問いかけるなど、ちょっとした工夫でコミュニケーションの質が向上する。
参考:Zoomを利用した場合を例にウェブ会議サービスの利用方法を簡単にまとめました。
※無料の「パーソナルミーティングプラン」は1対1のミーティングは時間無制限ですが、グループ利用(3名~100名)の場合は40分間以下の時間制限があります。(2021年3月現在)
Step1.ダウンロード
  • ●Zoomの公式サイト(https://zoom.us/download)にアクセス。
  • ●「ミーティング用Zoomクライアント」の「ダウンロード」ボタンをクリック。
  • ●ダウンロードされたファイルを開くとインストールが自動で行われる。
Step2.アカウント登録
  • ●パソコンに表示された指示に従いメールアドレスを入力しサインアップ。
Step3.ミーティングルームをつくる
  • ●アプリを立ち上げて「新規ミーティング」をクリック。
  • ●画面下の「参加者」から「招待」をクリック。
  • ●「招待リンクをコピー」をクリックし、メーラーを開いて招待URLが貼られたメールを応募者に送信する。
(応募者側)
  • 指定された日時に、企業から送られたメールに記載されている招待状(URL)をクリック。
    相互に映像と音声がつながり、面接スタート。

以上のことを参考に、「はじめてのリモート面接」に是非挑戦してください。

※ウェブ会議サービスについての記載は2021年3月時点の情報です。
各ウェブ会議サービスの公式サイトを参考に最新の情報を確認してからリモート面接を行ってください。