社会福祉法人 北海道社会事業協会 介護老人保健施設ふらの (老健ふらの)

【所在地】富良野市住吉町1番25号 【TEL】0167-23-3933 【事業内容】介護保険事業

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自宅で暮らすことの喜びを伝えたい

大好きな自宅へ帰るための充実したケアサポート

JR富良野駅の裏側にある「介護老人保健施設ふらの(老健ふらの)」は、医師による管理の下、高齢者が家族と暮らせるよう自立を支援する施設だ。

看護師や介護福祉士、理学療法士、作業療法士が在籍し、心身のケアから、自立支援のためのリハビリ、栄養バランスのいい食事、入浴まで、快適に生活できるようサポートしている。

富良野は観光でしか訪れたことがなかった施設長の冨山さん。住んでみると地元の人の素朴な人柄や取り繕わない姿にいい町だなぁと感じたそう

提供するサービスは大きく4つに分かれ、訪問サービスの「訪問看護・訪問リハビリ」、通所のリハビリサービス「デイケア」、施設で暮らしながら家庭復帰を目指す「(短期・一般)入所」、介護相談や福祉用具のアドバイスで在宅介護をサポートする「支援」がある。

訪問サービス・デイケア・短期入所は要介護の人はもちろん、要支援認定の人が、介護予防のために利用することもできる。

エントランスホールにはデイケア利用者の作品が

利用者の目的は、退院者の一時的な生活拠点だったり、低下した体力や身体機能の回復だったり、介護する人の心のケアのためなどさまざま。

農業の町・富良野では、農繁期にあたる5~10月は介護する家族が忙しくなることから、老健ふらのに短期入所する人が増える。

100床ある部屋がほとんど埋まってしまうこともあるそうだ。

スタッフ約30人で80人以上の利用者さんのお手伝いをしているので、時々利用者さんに呼ばれても、対応できないのは辛い」と、人員不足を嘆く

介護福祉士の渡辺あゆみさんは、実家が元農家で祖母を介護施設に預けていたことがあり、母親から助かったと聞かされていた。

実際働いてみると、いつも介護している家族にとっては心の休息になっていると感じる一方、預けられた方は早く自宅に帰りたくて仕方ないのだと痛感した。

「私たちの役割は、自活できることを増やして自宅に帰れるようにすること。筋力が落ちないように体を動かしたり、立てるようにリハビリをしたりと、目標を持って一緒に取り組みます!」と、言葉が力強い。

食事やトイレなどの日常生活のお手伝いのほか、筋力を付ける生活レク、嚥下機能を保つ体操などは介護スタッフが担当する。

ハツラツと働く渡辺さんだが、一度介護職から離れたことがあった。

「気分転換は同僚との飲み会!」と笑う渡辺さん。気さくなメンバーばかりで話していると気持ちが楽になるのだとか

渡辺さんが介護従事者を目指すきっかけは、中学生の頃に祖母の介護が必要になったこと。

富良野にある別の老人介護施設で就職し、「祖母がされて嫌なことは、利用者さんにしない」と心に誓い、親身になってお手伝いに励んだ。

だが、利用者が亡くなっていくことに耐えられず2年で退職してしまう。

「一所懸命ケアしていても、利用者さんが亡くなることが辛くて」と、自分が無力に思えた。

富良野を離れて札幌で販売員になるも、渡辺さんの祖母が亡くなると、ふと介護の仕事に戻りたくなった。

「祖母に介護の道へ戻ってこいって言われているみたいでした。老健ふらのはホスピスの役割もしているので、誰かが亡くなることから目を避けることはできません。もちろん辛い。でも、仕事に取り組んでいくうちに、自分の気持ちの折り合いを付けられるようになりました」と、経験を積んで人の死を受け入れられるよう心が成長していった。

「介護スタッフはシフト制で夜勤もあるが、子どもがまだ小さい渡辺さんは仲間の気遣いで今は夜勤を免除してもらっている

葛藤を乗り越えた渡辺さんは、利用者から「うるさい!」と言われても明るく声を掛け続けている。それがコミュニケーションを取る上で大切なことだと笑う。

「いつもムスッとした人がニコ~って笑ってくれるとか、『あなたじゃなきゃダメ』と言ってもらえると、働いてよかったー!って心から思えるんです」。

利用者の笑顔が渡辺さんの原動力なのだ。

「老健ふらののスタッフは本当に優秀。利用者さんに対してとても親身」と、人に対して敬意を払う姿勢は利用者だけでなくスタッフにも

「老健ふらのは介護老人保健施設として歴史があり、リハビリのシステムもしっかりしている。スタッフの人数は決して多くないのに、スムーズに働ける体制には驚きました。しかもスタッフが明るい。そして努力を怠らない姿勢は素晴らしいですよ」

とは、2018年7月に赴任してきたばかりの冨山三良施設長だ。

親身になって接する老健ふらののスタッフを見て、赴任早々とても情熱があると感銘を受けた。

リハビリ中の利用者に混ざっておしゃべりも。体調をチェックするために、さりげなく脈を確認

冨山さんは北海道大学病院に在籍し、外科医として札幌で開院。

さまざまな老健施設の手伝いをしてきた。

「なぜか利用者さんに好かれる」という訳は、自身も館内を巡回して利用者と会話を楽しんだり、レクに参加したりと、利用者と同じ目線で接しふれあいを大切にしているからだろう。

一人ひとりとコンタクトを取る時、医者としての経験を生かし、手を握り脈を診るようにしているという。

「脈を診ると利用者さんの健康状態がよく分かる。これはスタッフが接する時にするよう伝えたいです。でも、利用者のみなさんは私が脈を測っているとは思ってもないので、過去には私のことを『握手する先生』と呼んで喜んでくれる方もいました」。

事務所でスタッフと世間話をするなど和やかな雰囲気を大切にする冨山施設長

医者としてはもちろん、仕事をする上で信念としてきたことは、どんな人も一人の人間として尊重することだ。

サポートする際、時には利用者が不満を漏らし、物事を嫌がることがある。

冨山さんは「年配の人はストレートに感情を表現してくれる」と、清清しそうに語る。

「話しが分かって合点すると、すぐに行動してくれます。自己主張が強いのとは別です。我々スタッフは、接する時は優しく、何かを伝える時は専門的なことを省いて分かりやすい言葉で伝え、理解してもらうことを心掛けるべきでしょう」。

と、長年さまざまな人との関わり合いの中で学んだことをスタッフに教え、富良野の人々のために貢献したいと意気込んだ。

リハビリ技術を向上させるために日々勉強。事故が起こらないようにいつも気を配っている

2018年4月に入社した理学療法士の小林祐介さんは、高齢者の助けになりたいと理学療法士になる勉強をするために、地元北見から札幌の大学へと進学した。

大学に寄せられた求人に「老健ふらの」があり、見学で訪れた際にスタッフと利用者の雰囲気がよいことから応募。

入社してまだ半年くらいだが、すでに受け持つ利用者が決まっており、1日6~8人の入所者のリハビリを担当している。

初めてのことに不安なこともあるが、つまづいた時には先輩スタッフに相談し、やり方を参考にしている勉強家だ。

「リハビリもコミュニケーションを取って信頼関係を築くことが大切ですから、目を見て声をかけるようにしています。一人ひとりに対して効果が出るように僕自身の技術をレベルアップしないと…と考えながら指導しています。楽しくリハビリしてもらいたいですし、毎日学ぶことばかりです」。

朗らかな人柄で施設のマスコット的存在の小林さん。課外のスタッフからも「利用者さんに好かれる」とお墨付き

小林さんは施設での勉強会はもちろん、定期的に開かれる学会に参加して新しい知識を身に付けている。

同じ大学出身で同じ職業に就いた多くの同期と、学会やプライベートで会った時には、お互いの近況を話すことで刺激しあっているという。

日々勉強を欠かさない小林さんの将来の目標は、老健ふらので培ったリハビリの技術を学会で発表することだ。

車いすでの昇降が可能なワゴン車は、デイケア利用者の心強い移動手段となっている

「僕が進めたリハビリが成功して、利用者さんの状態が良くなっていると分かった時はとてもうれしいです。利用者さん自身も実感して『今日、すごく体の調子が良くなった』と言ってもらえた時は、よし頑張ろうと思えます」。

と、いつか多くの人のためになるリハビリを提案できるよう、今は着実に経験を重ねている。

「利用者との共通点を探してコミュニケーションを取る。上手くいかなくても続けることが大切だ

万年人材不足といわれる介護の現場。スタッフ1人で何人もの利用者をお世話する体力勝負の仕事だ。

時には辛く当たられて落ち込んだり、苛立つこともあるだろう。

それを我慢していつもニコニコしている必要はないと渡辺さんは言う。

「長年働いていても、心は折れますよ。そんな時はスタッフに愚痴を聞いてもらってストレス発散しています。この仕事は、人と話しするのが好き。人とふれあうことが好きであればいいんです」。

とは、人と向き合って仕事をする人たちのリアルな声だ。

富良野に赴任したばかりの冨山さん。ゆっくり町を歩いて「好みの喫茶店を見つけてみたい」と新しい生活を楽しんでいる様子だ

冨山施設長は、「利用者のみなさんは年を重ねてきた分、人生におけるキャリアが長い。ちゃんと物事の本質を認識しているんです。そのことを我々スタッフも理解し、利用者さんに対して尊敬の念を持ち、誠心誠意尽くして接しています」と、利用者が快適に過ごせ、家族が安心して預けられる場所作りを進めている。

医者と介護福祉士、理学療法士など専門家ぞろいの「老健ふらの」。手厚いバックアップ体制で富良野の街に貢献できればと冨山施設長

また、介護従事者の育成のため高校の実習にも積極的に取り組んでいる。

冨山さんは「実習に来た高校生が、利用者から『ありがとう』と感謝されて素直にうれしくなったと言っていて、私の心が温かくなりました」。

喜びは働き甲斐に通じている。

人を支え、助けることに喜びを感じられるなら、これからの介護の世界は明るい。

JR富良野駅の裏手にありアクセス抜群。富良野市内近郊の利用者が多く、遠くは占冠から訪れる人も

企業概要

企業名 社会福祉法人 北海道社会事業協会 介護老人保健施設ふらの (老健ふらの)
所在地 〒076-0057 富良野市住吉町1番25号
電話番号 0167-23-3933
FAX 0167-23-3926
メールアドレス rouken-jimu1@hokushakyo.jp
ホームページ http://www.hokushakyo.jp/rouken-furano/
設立 1997年7月1日
事業内容 介護保険事業

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